人生を変えた出会い~7冊の本
読書の秋。
ということで今日は本について何か書いてみようと思う。
人生を変えるほどの出会い
この上京生活で人生を変えるほどの出会いがいくつもあった。
私は東京に来てからと言うものの
就活アプリ、イベント、友達からの紹介、インターンのコミュニティなど本当に多くの人に会いまくっていた。
そんな出会いの中で特に自分にとって大きな影響を与えたのは、
とある社長の言葉が本当に良くて...
とかでななく。
人から受けた言葉でも心に残っているものは数え切れないのだけれど、
人生を変えるほど自分に衝撃を与える気づきを与えたのは
先人たちの教えの詰まった本の中にある様々な人生の教訓だった。
抜群に優秀な人生の先輩たちは本当に良い本を知っている
何人ものビジネスマンと会ってきたけれど、会う人会う人の情報源を聞いて言った時に
その中でも群を抜いて光っていた人たちに共通していたのは、
「ずっと学び続けている」、そしてその多くの人が「本を読む時間を持っている」ということだ。
しかも、優秀な人ほど本当に良い本を知っていることに驚いた。
本は世の中に溢れているが、実際良い本はその3%ほどしかないと言われている。
その本に出会うために地道に一人で本を読んでいはあっという間に人生が終わってしまいそうである...。
人類が一度経験したことはもうだいたいあらゆる情報が出ているし、
先人たちが経験してきた人生の結晶のうち、
特に自分の人生に役立つ分野の質の良い本を読むのが
複数人の経験の集約となり、最も学ぶことができるのではないだろうか。
そう考え、今日は自分と似たような経験をした人に刺さるであろう本について
その自分の感じていたことと得られたものと言う視点から紹介していきたいと思う。
そもそも良い本とは
これは持論だが、そのような本に効率的に出会うのに最も良い方法は、
その道の勉強をするのに最適な本や今の自分の悩みに合った本を
優秀な人におすすめしてもらうことである。
最近ネットに出ているものは企業のマーケティングで書かれた記事も多いし、
検索数が多いからといって良い情報でないものが多い。
特に自分と似ている人、自分の必要としている経験をすで成功してきた人たちに
常におすすめの本を聞いてき他ので
特に自分の心に響いた数冊を紹介したいと思う。
人生を変えたおすすめの本一覧
①さあ、才能に目覚めよう
自分が弱みだと思っていたことも強みに。
自分の特徴と付き合いリーダーシップを発揮する方法が書かれた一冊。
これは就職活動の初期に自己PRとかを考えたりするときに学生の就職支援で定評のある起業家の方から紹介された本である。付録のCDには企業がお金を払ってまで使われる"強み診断"ストレングスファインダーを受けられるコードが入っていて、自分の考え方に当てはある項目にチェックを入れていくと30分ほどで自分の強い価値観上位5つが出てくる。
その本はその資質を生かして「リーダーシップを発揮するアイデア」と、
その資質を持ったタイプの「メンバーを巻き込むチームワークを発揮するためのノウハウ」が書かれている。
就活だけでなく、自分のチームでの立ち位置を考え直したり、
自分にあったリーダーシップのとり方をわかりやすく示してくれる一冊だ。
この本は自己肯定感の低い日本人には合っていると感じる。
特に最上志向(今あるものを最大限に生かしたい、何かを極めたい欲求が強い)と呼ばれる資質を持った人のためにあるような本だと感じた。詳しくはこの本で。
今力を発揮できていない人は自分の強みの生かし方が分かっていないだけかも?
②7つの習慣
ビジネスマンでもその他の人格者も実践している習慣7選。
とある会社の人事さんからおすすめされた本。その会社が教科書のようにこの本を社員の育成に使っていた。
現代社会にマッチしているとされるアドラー心理学を用いて、ビジネスマンとして成功する人たちの多くが持っている習慣を解説し、それを習慣化させるまでのステップが書かれている。
「 思考を変えれば、言葉が変わる。言葉が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、性格が変わる。 性格が変われば、運命が変わる。」
と言う言葉からも分かるように理解すれば行動は変わるがそれを習慣化するのは本当に難しい。
ちなみに習慣化にかかる時間は
○行動習慣:21日(約3週間〜1ヶ月)
読書、日記、整理整頓、勉強、家計簿など
○身体習慣:3ヶ月
ダイエット、運動、早起き、禁煙、筋トレなど
○思考習慣:6ヶ月
プラス思考、論理的思考など
「人間は環境の奴隷である」 自分を変えたければ、「時間配分」「住む場所」「付き合う人」を変えること。 最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだとも言われるから納得である。
良い行動を習慣化させるため、成功者の習慣を思考から知り、ライフスタイルを真似ていく意味を感じた一冊だった。
③自分の小さな「箱」から出脱出する方法
社会には2種類のタイプの人がいる。起こったことを「自分ごとと捉える人」と他人のせいだとして「他責にする人」である。
ビジネスの世界に出ると「他責」にする人は成功しないと言うけど、多くの人がうまく行かないことを周りの人や環境のせいにしてはいないだろうか。
この本は他責にしがちな現代人がその状況を気づくのに最適な一冊。
そのストーリーには、他責にしている上司が起こす問題をあるコンサルタントによって克服されていく過程が描かれており、自分に当てはめて考えやすい。
知らず知らずのうちに自分もしているからこそ、やってる本人は気づかないもの。
自分を客観的に認識するのに寓話が用いられるのと同じで自分に当てはめて認識することができた。
うまくいかない時に、他人をせめてしまいがちだった自分にインターン先の社員さんがおすすめしてくれた本。
気づけて本当によかった。自分と向き合うのは辛いけどちょっと勇気を持って読んで見ては?人を責めがちな自分を変えたい人に。
④貧乏父さんと金持ち父さん ウォーレン・バフェット
自分の中のお金の当たり前を覆し、お金が働く概念を知る一冊
本当はやりたいことがあるのにお金にならないからとか
親が反対するからとか言って諦めてしまった人やもっと自由になりたい人にぜひ読んで欲しい。
お金とは、時間とは、幸せとは。
お金の本質について世界的投資家ウォーレンヴァフェットが贈る最高の一冊。
※ネットワークビジネスをする人も勧めてきたりするので、「本当の自由はお金を得ること」ということだけに話が終始する人や人間性が怪しいと感じた人は気をつけたほうがいい。
⑤ずっとやりたかったことをやりなさい キャメロン
創造性(クリエイティビティ)と聞いたら芸術家や作家などにしか関係ない話だと思うかもしれないが、この本によると全ての人に創造性(creativity)は備わっているという。
「The Artist's Way」という洋書を翻訳されて書かれたこの本は、現代の仕事に忙殺されている人たちが自分の本当にしたいことに気づき、自分自身をのびのびと生かすためにはどうしていけばいいかいくつかのライフハックと一緒に述べられている読み応えのある一冊だ。
特に東京などの都会で仕事の多さに自分を失いがちな人には読んで欲しい。
アーティストもビジネスマンも今の自分の可能性を抑えられていると思う人に響く読み応えのある一冊。
※最上志向の資質を持っている人のためにある本でもあると思う。
⑥茶色のシマウマ、世界を変える
当時名もないベンチャー企業で活躍し、ユネスコという国際機関で働いた後に、日本に全寮制のグローバル高校を立てると奔走し、たった一人から軽井沢に世界中から学びたい高校生が集まる学校を立てた日本人女性をご存知だろうか。
彼女の生き様は、今からの社会に本当に必要な教育とは、新しいことを成功させるのに大事なのは経験ではなく熱意や覚悟、もっとそれ以上のものがあると示してくれた一冊。
今の教育に違和感がある、教育を変えたいと思っている人には読んでほしい。
⑦覚悟の磨き方
吉田松陰の言葉を集めた一冊。今の私たちにもわかるように現代訳で分かりやすく記してある。
吉田松陰が教えた松下村塾では塾生100人、開講していたのはたった2年間ほどだったという。そんな中から坂本龍馬という
松陰の考え方が現代のリーダーシップやビジネスパーソンにも通じることがうかがえる。
****************************
私にとって読書とは
この本たちはこの一年で自分が空いた時間に読んで本当に自分の物事の捉え方が変わり、生きやすくなったと実感したものである。
時間のあるときに随時更新していこうと思う。
この一つだけを読んで人生が完全に変わったとは思わないけれど、
一つ読むたびに心のリハビリのような感じで考え方が修正されて、
どんどん自分の今まで考えていたことが自分を苦しめていたり、
囚われている思考があることに気づいていった。
そして考え方は無数にあり、正解は人によって違うことも分かった。
自分を作ってきたものは一つだけではないし、尊敬する人や影響する人は何人いてもいい。そう気づかせてくれたのは人との出会いやそれを自分の中で消化させてくれる本達との出会いなのかもしれない。
ホリエモンの多動力とか言われるけどそんなのはホリエモンの強みであって全ての人に当てはまる訳であはないし、多動力以外にも一つを突き詰める強みもあるし、思考を深め戦略を立てる人も人と人を繋いでまとめて行く役割の人も必要だ。
自分に合った役割を見つければ「誰か」になる必要はない。
私は焦ったり、不安でどうしたらいいか分からなくなった時はひとまず気になった本を手にとるようにしている。
本は過去と未来を読み解くためにあり、本は先人たちの人生の教えのようなものだと思う。
何人もの自分以上の経験をしている人生の先人たちからの思考や知恵を学ぶことは自分の人生で経験したことから学ぶよりはるかに効率か良い。(歴史を学ぶ本質はそこにあると思う。)
特に本はその人の人生の集大成のようなもの。会ってその人の思考を深く知るのも効率の良い学びになるけれど、本は一人でも学ぶことができる。(時間のないベンチャー企業で働いていたから時間のない時に悩みを打ち明けた上司がいつもこれを読みなさいと本を紹介してくれて、その処方箋はほとんど効果的だった。)
人は自分の人生はとても短いともっと自覚するべきだ。
経験したことからしか学べない人は当然学びの量も質も浅くなる。
世の中で成功している人たちは一人の経験だけで成功している人は少ないもの。
誰しも、師と言われれるような人との出会いがあったり、支えてくれる人や辛い時でも自分をしたってくれる人に励まされ、自分を鼓舞して少しづつやりたいことを実現していく。
為したいことがある人はもっと自分の信念を燃やし、
自分の価値観の実現に情熱を注ぐ時間を作るために、もっと賢く生きなければならない。なんども言うけれど人生は短い。人の人生を歩んではいけない。
人が経験から学ぶにはまずは失敗しなければいけない。失敗体験から修正を繰り返して成功体験を繰り返すことで自分の中で体系化されていく。(今の社会は失敗がしにくい価値観が蔓延している。学習には非常に不向きだ。)
少しずつ先人たちの知恵を自分のものにして、生きやすくなろう。
幸せに生きるための知恵やものの考え方を知ること、これが学びの本質ではないかと思う。
そして学ぶ目的は自分で納得できる答えを出せるようになることなのだと思う。
まとめ
一人の時間に没頭する中で改めて気づく自分や考えがあるものだ。
本は自分との対話をしてくれる最も良い先生である。本は過去と未来を読み解くためにあり、本は先人たちの人生の教えのようなもの。
人におすすめされた本は新しい視点をもたらせてくれ学びも多いが、一番読んで吸収できるのはやっぱり自分が読みたいと興味をそそられている本である。自分の興味は今の自分に一番必要なものを教えてくれる。いくつかの本のどれを読むか悩む時は、自分の興味のあるものから始めて見るといい。どれだけ尊敬している人から勧められても興味の無い本は頭に入ってこないから。
本がありすぎるけど読めていないという人は断捨離をして本当に読みたい本だけに絞ると自分が今必要としていることや自分の強みが分かったりする。
一度自分の本棚を見直してみると大事な一冊に出会えるかも。
電車での移動時間や夜寝る前の1時間くらいをSNSではなく人生を豊かにする読書の時間に当ててみてはいかかだろうか。
特に、就活生や人生の主導権を取り戻そうとしている人たちには刺さることがたくさんあるのではないかと思うので読んで欲しい。