からふる。

休学・東京留学した地方女子大生の本音

他人を気にせず生きるには

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人を気にせずに生きたいと悩む人って多い。
私も他人からの評価を気にして生きているタイプの人間だった。

なんでなんだろうと考えてみると、
自分の母は教師で、常識人で、人に正しいとされる姿を求められる立場ゆえ、人一倍一目を気にするよう自分を教育してきていた。

さらに人との調和を好み、規律を守る事で他人との争いを最小限にし、

常識を重んじる事で、互いのバランスを取ろうとしていた。


父親はプライドが高く人一倍世間体を気にするタイプだったので、
進学校に行けとか、公務員になるのが幸せなんだとか、大企業に行くべきだ、とずっと言われて育ってきた、まさに、典型的な日本的家庭だった。

そんな二人を見てきたからこそさらに自分も両親に認められるように、
世間一般的に求められる正しい子供であろうとしたし、人目を気にして自分のしたいことをあまり出してこなかった気がする。



でも、ある時気づいた。


人はそんなに人のことを気にしていないし、
人の人生を監視するより自分の人生に生きるのに必死でほとんど自分のことなんて見ていないということ。


それに、親の時代はそのように世間のルールの中ではみ出さず、常識人であることが
世間一般で良かった時代かもしれないけれど、
今は個性が求められる時代でそんなに常識人であることよりも
自分らしくある人の方が好まれるような時代になってきた。

貧困もなくなった今、お金だけがモチベーションでは幸せではなく、自己実現ができなければ幸せではない。

もはや、自分がこうあるべきと思っている人は
いろんなことを我慢しないといけなくなってつらいだけなのではないか。

他人と違うことをすることは、恥ずかしいことかもしれないけれど、
それは一つ思い込みもあって、
自分自身が正しい人間だと思っているのかもしれない。
誰だって間違うこともあるし、失敗することもあるけれど、
自分がちゃんとした人だと思っている人は間違うことや批判されることを恐れて、
なかなか自分のやってみたいことができなかったり、わがままだと思ってできなかったりする。
でも、もっと自分にわがままでいいのでは??
一目を気にしなければやってみたいことなんて本当はいっぱいあるのでは?

ほら、自分はちゃんとした人間なんかじゃないって思えてしまうと、
わがままも少し気が楽にならないだろうか。

ただそれを言うのに必要なのは、ちょっとした勇気と開き直りだと思う。
子供っぽくていいじゃないか。
勇気をもっていった人を否定するような人はいない。
それを言ってみて許してくれる人は心無いだけ。
そんな人なんて気にしなかったらいいのだから。


タイに2週間バックパックに行ったことがあった。


そこには日本から来ている旅人もたくさんいた。
そんな人たちに話してみて感じたのは、
「人生は一度しかないし、人目を気にして生きた人生はつまんない」ということ。
「もっと自分の人生にわがままでいいよ」そんなことを言う人ばかりで最初は驚いた。
でもあとあとその言葉の意味を考えてみたけれど、
うんうん、言われてみればそうかもしれない。

今自分がちゃんとした人だと思っている人は
常識を常に考え、我慢できる大人になり、
空気を読めることに自信と安心を見出す。
それが、「大人」と思っているからもがいているのでは?
そんなに自分を縛る必要はなにもない。


ちょっと勇気を持ってわがままになってみよう。
人目を気にせず生きてみたいなら、
もっと自分に素直になって、
自分のしたいことを勇気を出してみよう。
人に否定されてもいいのだ。
みんなに好かれる人なんていないのだから。

人目を気にせず、自分に素直に生きるといことは
自分の人生を自由に生きることになる。
自分の決断に責任を持つことになりますから、後悔することが少なくなる。
自分の好きなことを追求してイノベーションを起こしたり、社会を変えてきた人たちのき方に心から共感できるようになる。

人目を気にせず生きたいのならまずは、人目を気にせず頑張っている人たちを馬鹿にすることをやめよう。

自分自身にも素直になってみよう。

とにかく少し勇気をもってみよう。

少しずつ自分の意識が変わって人生が楽しくなっていくかもしれない。



長期インターンをしても人生は変わらない~失敗しない地方学生のための休学ガイドライン~

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今、学生のあいだで流行っている休学や東京留学。
私自身も普通の就活をしていた時の違和感から検索していて「長期インターン」を知り、地方学生ながら東京に移り住み、休学×長期インターンに挑んだ一人だった。
今回は自分が休学して東京のITベンチャーで長期インターンに参加した経験から
「長期インターンをして人生を変えよう」と歌っているとある人材会社のコピーについて考えてみた。

休学の昨今

大学での学びでは物足りず、就労経験として長期インターンに取り組んだり、
長期で海外に留学したりという学生が関東・関西を中心に増えつつある。
休学を薦める人も増えている。

www.tokyo-np.co.jp


企業でも教育コスト削減のために、自分の軸があり、すぐに活躍してくれそうな学生を採用したいという人事も増えていたり、大学も休学費を下げたり、海外のギャップイヤーが注目されたりしていて、ただなんとなく大学生活を過ごしてはいけないという先輩たちの声もあいまって、今休学はちょっとしたブームだ。

休学する人を応援するメディアや戦略的休学を勧めるNPO企業、大学の休学費が高すぎるとして大学をブログで訴えた日本女子大学の学生がいたりもする。

ヨーロッパの大学ではギャップイヤーを取得していない学生は一人前と見られなかったりする。自分のやりたいことも分からないのに活躍することは難しいと考えられているからだ。NPO「国際教育交換協議会(CIEE)」によると、ハーバード大学では、ギャップイヤーを経験した入学生が過去10年で33%増えているらしい


休学して留学だけではなくて最近ではネットの普及や格安航航空便の存在おかげで、世界一周に出る人や海外インターン、ワーキングホリデーにいく人も増えてきている。比較的都会にそのような学生は多い印象だ。その中でも今日は海外ではなく、国内で休学の時間を過ごす人たちに付いてフォーカスしてみようと思う。

www.nhk.or.jp

www.huffingtonpost.jp


実際、日本で休学して学問以外で何かに力を入れたいと思っている学生は
行動力があって、自分の意志が強い人も多い。
そんな人が魅力的に見え、自分もやってみようかと思う学生が多いのも事実だろう。
特に都会ではその人たちの母数が多い印象だ。


地方ではどうかというと、留学で休学したと言う人なら見かけることはあるが、インターンとなるとあまり聞かない。しかし、実際に東京に行って休学して上京し長期インターンをしているという人と就活イベントやインターン内で10人以上出会った。長期インターンを受け入れている企業に聞いても比較的、休学者自体は増えてきているのだとそうだ。
(長期インターンに関して言うと、1年生の時からアルバイトの代わりにしていたり、大学の授業がない4年生から東京にしばらく住んで働く経験をするという人もいたし、そもそも就職する気がなく起業を考えているという人もいる。)

でも世間体的には、休学=アウトロー、「就職に不利」というイメージや「同期より卒業が遅れて不安」といった声も根強く、なかなか休学に踏み切れない学生が多いのも事実。ブームとはいっても、まだまだ休学自体はマイナーである。
この価値観が受け入れられないのは、その経験をしていない大手や公務員勤めの40代後半以上のほとんどが地方で働いている人にある価値観のように感じる。(人それぞれなので全ての人がそう思ってはいないが。)そのため親・親戚の援助をもらうために説得して休学して東京に行くというのは、よっぽど説得できるような理由や覚悟がない限りなかなか難しい。

何のために長期インターンをするのか
長期インターンとはそもそもなんのためにするのだろうか。
人事の評価を見ても長期インターンを経験した学生はアルバイトより実際の仕事を経験している分、評価されやすいことから、就活のためのネタ作りというのが本音の学生も多い。最低限のビジネスマナー」を学ぶためと言った学生も見かける。そもそも東京で暮らしていて生活費がそんなに変化しない学生ならいいかもしれないが、就活のネタ作りのために休学してまで長期インターンに費やす価値はあるのだろうか・・・。


正直、長期インターンでの経験やビジネスマナーなんてものは「新卒でも得られること」を前倒しして経験するものも多いし、研修やサポート体制がしっかりしていない企業で働けば、ほとんど雑用しかさせられず、大した成果を得られずに終わることすらある。
そんなことなら学業や貯金のためにアルバイトなど他のことに時間を使った方がよっぽどましである

企業の人事からしてもネタ作りのためにインターンをしていたと言う学生はよっぽど圧倒的な成果を出すほど優秀か伸び代がある人を除いて採用したいとは思わない。

特に、東京では1~2年生でも意識の高い学生は長期インターンがアルバイトと同じような感覚で行われているのだ。地方学生が3~4年生になって初めてインターンをしても歯が立たない。
自分探しのためにとりあえず興味のあるインターンをやってみたといって特に成果を得られずに1年近く時間を費やしてしまった先輩もたくさん見かけてきたが、これではせっかくの休学が勿体無い。
多くの場合、インターンの目的は「就業観を養うこと」である。もう一つは「就活や就職してから役に立つ自身の強みの構築」が考えられるのではないかと思う。


短期のインターンと違って、実際の業務に必要な考え方を学び、責任を追いながら長い期間実践することができる長期インターンは「過酷な環境に自分を追い込み自分の弱みを克服する or 強みを強化するために使うこと」が最大の活用法なのではないかと思う。自分自身がしっかりと自分の興味と目的に合ったインターンをリサーチして行動すれば、いつも通りの大学生活ではできないようなビジネスの専門性や自分の強みの獲得ができるだろう。
海外留学とは違って、言葉が通じない海外よりは少し優しいが、責任と成果の問われると言う意味で厳しい環境の中で、自分自身でなんとかする経験として休学して長期インターンという経験はもってこいかもしれない。(海外インターンであればさらに責任×海外という困難が倍増するイメージだろう。)自分の苦手の克服や人間性を磨くために、海外ではなく国内の長期インターンと言う場は可能性を秘めている。

 

インターンでの成長を支えるもの

そんな長期のインターンは何よりもセルフマネジメントが大切である。これは高いパフォーマンスを出す社会人はみんなできるとどんな企業でも言われる。
確かに自身を律して、目標に沿って行動するよう自分をコントロールして行くことも大事だ。

しかし、その前提には
①優位性が高く、世の中に必要とされている商品・サービス
②仕事に没頭できる環境
(最低限の衣食住ができる、集中できる仕事環境がある)
③信頼できる人・チームがある(教えてくれる経験者がいて、安心して挑戦できる)
が備わっている必要があるように思う。(これはどの会社も自己責任として教えてはくれない。)それぞれについて解説して行く。

 

①優位性が高く、世の中に必要とされている商品・サービス

インターンが辛いのは最初の平均3ヶ月くらいであるように聞く。その理由は結論成果が出ないからである。初めて仕事の経験をして慣れてくるのがだいたい3ヶ月くらい。それより早く成果を出せている人はセンスがあったか、予備知識が人よりある場合であるように思う。
その際に、成果を出すポイントとして自分ではどうにもできないのが商品の優位性つまり他の商品よりも優れている点や真似できない点があるかどうかと言うことだ。
例えば、営業でその商品を進める立場である場合、その商品が心から良いと思えないものにはプレゼンに思いが乗ってこない。当然相手に良さも十分に伝わらず、商談には結びつきにくい。心から勧められない商品や自分が興味すらもてない商品は選ばないようにするべきだ。その良さを上回る人間性やプレゼン能力を鍛えたいなら別だが、基本的に人に必要とされていない商品は存在し続けられない。
ニュースで取り上げられているかや投資や協賛されているか、伸びている市場かどうかなど投資家の視点で見極められると比較的間違いはないように思う。業界分析をよくしてみよう。

②仕事に没頭できる環境(最低限の衣食住ができる、集中できる仕事環境がある)
慣れないインターン生活でセルフマネジメントがしっかりできていないうちは、
しっかり休養が取れないくらい働いてしまったり、食事の重要性が分かっていなかったりして体調を崩すこともある。
住民票がないため病気になってかかる病院の治療費は高いし、東京では地方に比べて野菜など栄養価の高いものも高め。お金がないことは都会で暮らす際に想像以上にきつい。家が確保できていない人はシェアハウスの家賃で4~6万円、その他食費や交通費などの生活費で4万円、プラス交通費で毎月10万円程度の出費が毎月かかると思った方がいい。都会はとにかくそのコストがかかることも把握しておいた方が良いと思う。
足りない人はアルバイトでこれを溜めながらハードなインターン生活をしている人も見かけたし、必要があれば親のすねをかじる必要もあるかもしれない。休学して長期インターンに申し込むと休学奨学金のようなものを用意している企業もあるので参考までに貼っておく。シェアハウスなどを探す人は以下を参考にしてみるといい。

戦略的休学のススメ | インターンシップ(長期実践型) | NPO法人ETIC.(エティック)

就活シェアハウス.com! – 東京の就活シェアハウスなら地方のミカタ

③信頼できる人・チームがある(教えてくれる経験者がいて、安心して挑戦できる)
ストレス耐性のない人や一人で抱え込みがちな人は知らず知らずのうちにストレスが溜まって精神的に追い込まれてしまうような人も出ることも多々見かけてきた。
ストレスの原因はだいたい成果が出ないからなのだが仕事を始めたばかりの時はそれに気づかない。
その時に大きいのは、相談できる同期のインターン生や先輩、メンターと言うべき信頼できる同じ道の経験者の存在だ。
自分はOB訪問アプリで出会った社会人の方で尊敬する人がいて定期的に連絡を取ってお会いすることができていたので参考までに。

Matcher(マッチャー)| OB訪問の新しい形

VISITS OB | VISITS


②③に付いては「自分をサポートしてくれる環境を整えること」とも言い換えられる。せっかく休学してまでしている長期インターンを無駄にしないためのリスク管理として必要だ。
バランスの良い「人間関係のポートフォリオ」、できていますか? | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
今は奨学金制度や起業したい学生を応援するメンターがついたコミュニティなども出てきていて、社会の変化を感じる。

MAKERS UNIVERSITY | 全校生徒、革命児。次世代のイノベーターを育成する私塾

インターンが失敗する人の特徴とは?

onotaku.com東京で消耗すると行った表現もあるくらい東京は地方と環境がかなり違う。
いくら環境を整えられても地方と同じスタンスで望んでもうまく行かないことの方が多い。

前述したインターンでうまく成果が出なかったり、有意義なものにならない人には必ず共通点がある。成果が出ない人の5パターンを紹介して行く。

 

1.教えてくれることが当たり前と思っている人
社会人になってからもそうだが、インターンでは教えてくれることが当たり前と思うべきではない。
社会人(特にベンチャー)は教えられるだけの余裕がそんなにないくらい忙しい。
短い時間で的確な答えを引き出せる質問する側の力も不可欠となる。
相手はこちらが何を理解して何を理解していないかなど把握することは自分の仕事外のこと。相手に何もかも教えてもらうことは相手が時間に当てられてた時間を搾取することにもなる。
教えてくれるのが当たり前と思っている人は伸びない。
自分の成長を高めるには教えてくれることが当たり前とは絶対に思わず自分の力で学んだり、質問力を高め学んで行くことが必要だ。
自分を向上させ続けるためには今の自分の当たり前に満足せずに
自分ごととしてどうにかしようと考えることが大切だ。
その上で、分からないことを発信し、周りの力を借りて行くことがビジネスの上では非常に大事になってくる。
ビジネスは独学が基本スタンスだ。知識のないものは生き残れない。分からないことは質問力を高め、発信することを心がけよう。

 

2.自分事として取り組めない人

できない自分を認められない人やどこか他人事として仕事を捉えている人は成果をだしずづらい。自分のしっかりとした軸や目的があり、自分の立ち位置から今するべきことが分かる人は正しい努力をすることができる。
私の周りでも同じインターンをしていても、自己理解と今やっていることに強い意味づけができていた人は、自分の歩んできた道を正解にしていた。
できていない人は、隣の芝は青いというか「まだもっといい選択肢や人生があるはず」、と思い、目の前の努力ができず、夢物語で終わってしまっていたように思う。そんなアメリカンドリームのようなことはそう簡単にはいかないものだ。
そこには泥臭い努力と覚悟がいる。だからこそ自分の興味やキャリアに関係していることが自分がどうにかしないといけないという意識を生む。
自分の生活費にかかってきたり、人生に直結することだったら必死さが増し、自分のやりたいことであればさらに情熱が増す。
自分の行きたいゴール地点を決め、今の自分をありのままに捉え、現状を把握する。そして目の前のことを自分ごととして捉え、地に足付けて夢中で努力する。そのための当事者意識というのは非常に大切だ。
できない自分を認め、「自分の人生に責任を持つ」。このマインドセットができればいろんなものがよい方向に回り出すだろう。

 

3.思考停止している人

普段学校教育の中で言われた指示やルールにのっとってきた私たち学生にとって、自分の頭で考えると言うことは意外と難しい。
わからない、できないことは分からない開き直ってすぐにやめることができていたけれど、ビジネスの世界では自分がどうにかしないといけない。
「思考停止するな!」これは私自身上司に言われてハッとした言葉だ。
今のこの状況を打開するには、妥協せずとにかく動きながら考え自分が解決するしかない。誰かが解決することを待っていたら仕事は終わらないし他の人に迷惑がかかる。
特に自分しかできる人がいないという状況が自分の思考停止を防ぐ環境としては最適だったように思う。一人で解決できない場合も多くあるので、考え抜いてからその案を他の人に相談してみることで少しずつ改善させて自分で答えを作って行くことができる。
ひたすら考え、行動し、改善し、なぜうまくいったのか、なぜできなかったのか、なぜ今この行動をしているのか、常に振り返って考え自分のものにしていくことが学びを深めるために大切だ。
愚痴や言い訳ではなく、知恵を出し、改善策を出す。
「なぜ」を追求し続けること
が必要だと思う。このスタンスが長期インターンで絶対的な成長をするために不可欠だと思う。

 

4.自信がない人
自信がないという人は挑戦することができないので伸び悩む。
自分には自信がなくて行動できないという人をよく聞くがたいていは行動しない言い分けだと思う。その不安は知識が足りていないか、何から手をつけたら良いか分からないだけで、実際勇気はいらない。自信はできることが増えてきたら自然と出るのでまずは小さなことから行動してみることだ。そして自信を付けるために必要なのは自分との約束を守ること、行動することである。自分で決め、とにかく行動に移すことから始まる。自分で決断し、行動することで自分への信頼を高めて行く人が周りを気にせず大きな挑戦に取り組めるそれだけのことだと思う。

 

5.飽きていろんなものに手を出してしまう人
目標を達成していくときに必要なのが選択と集中である。
全てのことをこなすことはできないし、成果を出すには大きな努力が必要なのだと心得るべきである。ひとつ没頭してみて自分の生産性を向上させよう。

あれもこれも手をつけていると全て中途半端になってしまいなかなか成果を出すことができない。努力はコップに水を注ぐようなもので溢れ出るまで水を注がないといけないのにその深さが分からないうちは溢れる前にやめてしまう人が多くいる。
違うなと思ったら次に挑戦して行くフットワークの軽さも必要な時もあるのだが、中途半端ではなく徹底的に試行錯誤してから次に進むべきである。成果を出すまでには少なくとも3ヶ月はかかる。多くの学生が忙しさや自分には合わないと言う理由で3ヶ月以内でやめてしまう。3ヶ月は実際に自分が仕事に慣れてくる最低ラインだと思う。そこから成果を出したければ6ヶ月は続けるべきだろう。
そして飽き性のもう一つの欠点は、自分の将来につなげるまでに時間がかかってしまうことだ。自分のやって来たことのに共通点がなく、点と点をつないで行くのが大変だからだ。
選択と集中を意識して、一つのことに徹底的に取り組み、試行錯誤し尽くした上で次にどんどん進んでいこう。


目的のないインターンは危険
インターンを考えている人は自分がこのインターンに参加する目的が言葉にできるだろうか。
行動力のある人ほどこれはよく考えて置かないといけないと思う。
(曖昧なままでもフットワークの軽い人なら簡単に参加するところまで行動にこぎつけることが容易であるがために、ただ行動するだけで内省が弱いと満足の行く成果も残さないまま終わってしまうことも多いからである。)
選択肢の多い都会では情報に振り回され、自分の体力や知恵を必要のないことにまで割かないようにしなければならない。


自分のやりたいことが分からないまま企業にインターンに入るとどうなるのかというと、最悪の場合「時間と労働力の搾取」といわれるような低賃金で企業の言われるがままに働いてしまうこともある。真面目な人ほど「入ったからにはやめられない」という固定観念に縛られてお金に困るまで働き続けてしまう。そしていいように使われた挙句そのあとに使えるスキルも実績も残らないまま辛くなってやめてしまい、就活もうまく行かず行き詰まってしまう人もいる。
「やりたいことが分からないのでなんでもやります」という学生を労働力としている企業もいることも自分の身を守るために心得ておくべきだ。

 

自分のやりたいことや目標を明確にして臨むべし

自分の貴重な大学生活を休学してまで働いていくのだから
何のためにインターンをするのかを明確にしたうえで取り組むべき。
自分の立ち位置を都度確認していなければ、自分のわずかな学生生活を棒に振ることになるかもしれない。
自分の成し遂げたいこと・得たいことが適う環境はどこか、それをするためには何が必要なのか徹底的に考えてみよう。

より良い就職活動のため、自分の行きたい業界・職種での経験を積み、必要なスキルや一緒に働く人たちの共通言語を知ること、そして自己理解をすることで選考やキャリア設計に生かすのが長期インターンの最も有効的な活用法になるだろう。インターン自体が目的化してしまわないようにして欲しい。

 

自分のやりたいことがはっきりしていると、自分のやっていることが全て身になってくる。自分の時間とお金をかけていくのだから目的意識が非常に大事だ。
最初に明確でないとしても常に動き考え続ける中で自分のやりたいことを明確にして行くことが大事である。
やりたいことがはっきりとはしていなくても、その仕事に希望はあるか、ワクワクするかという問いにポジティブに答えられるかは一つの目安になるかもしれない。


振り返りと日々の気づきを大切に
インターンでの目的が決まったらそれに対して自分がどのくらい進んでいるか確認するために具体的な目標を立てることで進捗を把握することができる。
しかし、
実際インターンを始めて見ると意外と忙しくて、
気づいたらもう数ヶ月経ったけど何か身に付いたのだろうかと疑問に思う人もいる。

そんな学生の多くに共通しているのは、日頃の振り返り自己の内省が少ないということだ。自分がどのくらい成長したのかなど定期的に振り返らないと成長や学びに繋がる気づきが深まらない。

自分自身で気づくのが難しい人は人に話すことが有効だ。
言葉にしたり、他人にフィードバックしてもらうことで気づけることが限りなく多いから。

しかしながら休学してインターンに取り組む人の多くは
初めての土地に来てコミュニティがない場合が多いもの。ほとんどの人が孤独から始まる。企業でメンターがついてくれたり、チームメンバーと話す機会や同世代が一緒に住んでいるとかだと良いが、
ベンチャー・スタートアップでは基本的に教育するのに教育コストがかけられないためなかなか相談する時間がないまま自分のままで自分が抱えてしまったり、
振り返りの時間を意識的に取らないと自分では気づけないまま時間が経ってしまう。
経験者がおらず、教えられなかったり、新人インターン生が放置されるような企業も多い。
こんな環境では自分から調べたり、人に相談できない人にはかなりきつい。
今までの義務教育で先生の一方的発信で過ごしてきた世代には酷な話でもあると思う。

 

ベンチャー企業でのインターンのメリット・デメリットは別の記事で紹介して行く。


合わなかった場合、就活の計画を立て直す必要も
仮に長期間関わってきたインターン先が合わなかったと決断し内定をもらわなかった場合、自分の長い時間を投資したにも関わらず、内定も取れず、就職活動をリスケ・再スタートしなければならない場合もある。
そのようなことにならないために最低限自分の中でインターンが合うかどうか、確認することを明確した上で臨んだほうがいい。
自分のやりたいことであるか、自分が生活するのに十分な収入が得られるか、信頼できる組織か、社内で実績をあげていて成功の仕方を知っている人がいるか、仕組みが構築されているか。自分の求めてるものを明確にしておこう。求めているものが分からないと言うのは選択肢を知らないだけの言い訳なのでひたすら調べること。

限りある休学期間を有意義にするためにも自分の振り返りの指針となるような目標設定と振り返りの時間(社外やコミュニティでメンターとなるような人をみつけておくとか)をもつことをお勧めする。

 もしこの企業は自分には合わないなと思ったり、
インターンをする必要を感じられなかったら留学や旅に切り替えてもいいし、
プログラミングを学んだり、資格の勉強に使ったりと
長い時間をかけて将来に繋がる選択肢に時間を使った方が良いだろう。

 

結局休学して長期インターンで人生は変わるか
長期インターンは今までかなりのマイノリティで就職活動にも有利と言われてきた。
でも今は目的意識も乏しいままになんとなく休学をして、インターンをやってみたという学生も増えてきている。
結論から言うと、休学してインターンをしたからと言って人生はそう簡単には変わらない。

確かに休学すれば時間的な余裕やゆとりは生まれるが、自分の目的意識をはっきりさせて行動しない限り何も学ぶことはできず、ただ時間の無駄になる。

しかし、インターンによって劇的に人生を変えて来た先輩たちがいるのも事実。
その人たちは天才的な才能がない限り、圧倒的な目的意識とセルフマネジメントによって成功を掴んでいる。
インターンの成功は、自分の明確な目的意識と情熱計画と入念な準備、そしてそれを遂行するセルフマネジメントと覚悟にかかっている。これらがしっかりとできた時、新しい環境を作ったことを最大限に活かして、それまでの習慣や自分が仕事やキャリアに対するスタンスは大幅に変わる可能性がある。


有意義な長期インターン生活を送るには(まとめ)
長期インターンの成功とは自分自身の圧倒的成長であると思う。
そのために必要なのは自分を律するセルフマネジメント。これを最後にまとめようと思う。

サポート環境を整える
仕事に没頭できる環境であり、良い人間性チームや相談できるメンターがいる環境を自分で用意しておくこと。経済的な余裕を確保しておくこと。

目的意識を忘れない

自分に厳しくなるためには、なぜ自分は変わる必要があるのか、どう成長する必要があるのか、何をしたら幸せなのか。これを明確にしておくことがインターンに取り組む時に自分の軸をしっかり保ってくれると思う。目的が達成されることで自分自身が成長しているか現状を確認しよう。

PDCAを回し続ける習慣をつける
立てた目標に対して現状を把握し、改善して行く。日々の気づきと振り返りは自分を内省する基本である。自分の頭で試行錯誤しながら、力を試せることは長期インターンならでは。高速でPDCAを回していこう。

④モチベーションマネジメント
動機付けやモチベーションを保つためのセルフマネジメントは難しいことではなく、技術である。
ここでは大学生が取り組みやすい
強い動機付けをするための技術をいくつか紹介しておこうと思う。
・同じ興味・目的を持ったモチベーションの高いコミュニティに所属する
もしくはイベントなどに定期的に参加する(その道の常識を刷り込む)
・金銭的に制限された状況にする。(必死に働かなければいけない状況にする)
インターン終了時に発表する場をセッティングしておく(アウトプットの場を作る)
・定期的にメンターに面談をしてもらう(経験者に聞くのが一番の近道)
・うまくいかなかった場合の最悪の事態を一度イメージしておく(必死さが増す)



これを読んだ人の中には、就活を失敗したら人生終わりだと思っている人もいるかもしれないが、残念ながら就活を失敗しても人生は終わらない。そのまま人生は続いていく


自分の人生を何のために費やしたいのか、自分のモチベーションなんなのか。
自分のやりたいことか、好きではないがしなければいけないことのために費やすのかはその人次第。
お金にそこまで困ることもなく、人生の目的や生きがいが必要な時代だからこそ、この記事を読んだ人にはそのことを考えて見てほしい。

 

自分への自戒も込めて、長期インターンを考えている学生にぜひ一度、
自分のインターンの計画の目的と目標を考えて欲しいと思う。


これから長期インターンが主流になっていくと思うけれど、
どの学生も後悔なく長期インターン生活を楽しんでくれることを願っている。

休学中いろんな大学を比較して感じた地方国立大学の良いところ

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今日は自分の通う地方国立大学で新入生に向けて先輩と交流できる2日間のイベントがあり、そこで新人さんの質問を受け答えする学科の代表として出てきたので日記的にその感想を書き留めておく。

 

大学を休学しているので半年ぶりくらいの大学だった。


一年生ってめっちゃフレッシュ!

おすすめのアルバイト・サークルと部活の違い・副免・カリキュラムについて・学科での過ごし方について・...etc.なんでも不安。

大学生活に不安と期待いっぱいの新人さんたち。自分もそんな時期があったなと記憶を巡らせる。

確かに自分から情報を取りに行かないと情報ないのが大学と高校までとの大きな違いなのかもしれない。いい意味で自由というか。

そんなことを思っているとなんだか懐かしかった。

 

4年前はこの地方大学がとにかく嫌いで、
誰かと仲良くなろうという気持ちもなかったので
入学時はこんなイベントには全く行かなかったけれど、
今思えば他の学部の人とも仲良くなる機会だったから行っとけばよかった。

あのころは自分が行きたかった大学に行けなくて引きずっていた。
でも4年間で他の学部で関われるのは、
この機会か2年生くらいまでに頑張って授業やサークルで仲良くなるしかなかったので、早めに動いていた方が得だったなといまさらながら思う。

 

さて、自分なりに考えた地方国立大学・総合大学の良さをまとめてみようと思う。

 

短い時間で社会的信頼を得られる肩書き

これは就活やイベントで他の大学との繋がりができてから感じたこと。
県内では優秀と言われ、期待を込めて優しい対応をされる。
山口大学の〇〇ですと自己紹介をした時、
同じ県内に自分の大学より偏差値の良い大学がなく、
バイトでも就職活動でも山口大学といえば頭いいみたいなレッテルで扱われることが多かった。

だから、バイトの採用でもわりかし受かりやすかったし、
就職活動も県内では無双、恋愛でも一定のネームバリューになっていたかもしれない。(福岡や広島にいけば周辺大学と同レベルのため一気にその評価は崩れるが。笑)

教育免許が複数取得できる
教育学部に限りますが、複数の免許を取得することが可能だ。
自分の場合は、大学時代まだ何になりたいのか分からなかったのでとりあえず学科の英語と(中・高)、小学校、プラスで保体(中)の4つの免許を取得した。
普通1つの免許を取るだけでかなり大変なのはずなのが、
自分は170くらいの単位を取得し3年生までの授業でほぼ必要な授業を取り終えていた。
2年生の後半に成績優秀者で履修可能な単位の上限を外し、32単位取っていたことが一番大きいだろう。

さらに実習も充実していたので附属小学校2週間、附属中学校3週間と公立中学2週間、特別支援学校1週間、介護実習1週間が必須。
他学部では1回3週間の実習のみで教員になると聞くので、
きつくもあるけど、本気で教師になりたい人にとってはこの上ない環境かもしれない。
比較的地域の学校との繋がりも強く、チューター活動もあるので、就職する前に教育現場で働く経験をしたいならおすすめだ。
一方で、東京とかに比べるとそこまで専門性が高い有名な先生が少ない。農業、心理、国際系建築くらいかもと聞いた。
アカデミックな分野で自分のしたいことが決まっている人は他の大学の方がもしかしたらいいかもしれない。

 

いろんな分野の人との関わりを作ることが可能
自分の通っていた総合大学は8つの学部を有し、授業やサークルで多くの人との出会いがあった。
バイトは地域の温泉街や商店街、駅近くに集中しており、旅館、居酒屋、コンビニ、パン屋、ラーメン屋、事務、カラオケなど様々な仕事もあった。自分は2つくらいのバイトを掛け持ちし、大学のアルバイト留学生支援室のアルバイトもしていたため、比較的多くの学部の生徒と関わることができた。
部活1つにバイト1つもしくはサークル2,3個にバイト1つというのが学生の中で王道パターンだった。
そして、3~4年生になるとみんなゼミや卒論に精を出すためだんだん人との繋がりは減ってしまう。1~2粘性の間にいかに繋がりを持つかが大学生活を充実させるかの鍵だったように思う。

 

お金が比較的かからない
学費が安い・休学しても休学費0・JRは100 km以上は学割で2割引・指定パソコンなどの保険込のサービスなど学生にとって嬉しい経済的なメリットが多かった。
大学周辺に学生アパートがあるが、家賃は平均3万円。
いいところに住もうとしても4万で8畳くらいあったり、ロフトがあるようなところに住める。東京だったら7畳を借りるのに8~10万円くらいは普通なのだからこの安さにはびっくりだ。
また、学食はそれほど安くはないでが、一食500円くらいで自分で作らずに料理を食べられるので男子学生は楽かもしれない。
まかない月のバイトをすることで食費を浮かせている友人も多かった。


堅実で安定志向ない人が多い
公務員志望が全国指折りだったり、
医者や教師など資格を取ることで就職につながる学部も多いので、どちらかと言えば安定志向の人が多い。
どちらかと言えば堅実で、着実に食い口にありつけるであろう職業を選ぶ人が多かった。

だから卒業のための単位を取って卒論をとりあえず出す、
という人が多く、自分から積極的に行動に移している人が少ない印象。
悪く言えば流されている人が多いが、目標に向けて堅実。
ベンチャー志望なんてほぼいなかった。
他の大学との交流もほぼないので同世代に刺激を受けることもなく、競争が少ないので、比較的成長志向の人が少ない。(もちろん人にもよるが。)
だから行動力のある人は勉強や資格などで成果が出ていないと
非常に目立ち、浮きがちだったように思う。

自然が豊かで車で出かけられる場所がいっぱい
観光地で良く乗るような自然の綺麗な場所がいっぱいある。
服を買ったり、お洒落な場所は少ないため多くは通販だけど、
都会に負けないような豊かできれいな自然がいっぱいある。
車を持った友人とよく出かけたものだ。
お金をかけずに楽しめるものが多いのも田舎ならではかもしれない。

後輩たちに話したことをざっくりまとめるとこんな感じだ。


モラトリアム期間にたくさんやりたいことに挑戦して、失敗して、自分なりの答えをたくさん貯金する4年間にして欲しい。
自戒を込めて。

飽き性な自分が物事を続けるためには

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自分は飽き性でなかなか同じことが続けれなかった。

今までやったアルバイトは8個、学問もころころと興味が変わり、半年以上続けたものは少ない。

就活のときに一番悩んだポイントでもあった。

そんな自分が半年間の長期インターンシップを続けることができた理由を考えたときにすごく納得できた法則を見つけたのでご紹介。

 

具体的な目標を持つこと

やる気を継続させるのに重要なポイントは常に目標と共に生きることであると思う。

夢がある人やこうなりたいという思いの強い人は興味が継続しやすい。
特にその目標が具体的で期限などがあれば、その必死さが加わり物事を継続させやすくもなる。

その際に、いろいろな目標設定方法があるが一番分かりやすく学生でも実践しやすいものを見つけたので、紹介する。

<やる気スイッチを入れる実践SMARTの法則>

SMARTの法則とは効果的な目標設定の時に考えるべき視点で、
S「具体的なもの(Specific)」

M「測定できるもの(Measurable)」

A「自分にとって魅力的なもの(Attractive)」

R「現実的なもの(Realistic)」

T「期限を明示する(Time-bound)」
の5つがある。これを取り入れた目標を設定するとやる気が持続し、物事を継続することができる。

 

wol.nikkeibp.co.jp

 

自分の場合だったら、
S 長期インターンでのメールマーケティング

M メルマガの開封率、CTR(クリック率)、CVR(購入率)

A ライティングやデザインに触れながら、チームに貢献できる

R 現役社会人に習う、マーケティングの本を読む

T 半年間続け、週に1回配信して、100CVを目指す

 

といった具合だ。飽き性な自分がどうやってこのインターンの仕事をつづけたのが振り返ってみると、「ビジネスの知識を身につける」とか「活躍する人材になる」とか具体性のない目標だった当初はすぐに何をやっていいのか分からなり、目標が定まらないので進んでいる実感がなくて飽きてしまっていた。でも具体的な数値目標のあるメルマガの作成に取り組んだときは自分の努力が数字としてみて達成感があってかなりモチベーションが上がり、なんだかんだで半年間というインターン生活に夢中になって取り組むことができた。

 

具体的な成果としては、月間メルマガのCVが40→85に。(半年間で約2倍)

半年間の合計は295CVでもろもろ計算して売り上げ約130万円、粗利約42万円、月約7万円の利益。

担当ホスト2人のうち、自分が作成した企画の参加人数は農業体験158人、街歩き30人、合計188人(営業担当ではなかったのですが笑)
売り上げにして82万9200円、粗利259260円の貢献でした。

潜在顧客としてLINE登録ゲストがイベント出展で641人、新規ゲスト登録は240人
合計実質の利益としては半年間で純68万円の利益を生み出したということになります。
もしメルマガの担当をせず、数字に着目することがなかったら、自分が組織で貢献している点に気づけなかったし、その人にも役割があって何かしらの形で組織に貢献しているのだということに気づけた。
マーケティングは成果の見えづらい業種でもあるが、デジタルマーケティングはKPIを設定しやすく、改善するポイントが明確になるので、PDCAを回しやすいという点では、マーケッターを目指す人出なくてもビジネスの最初に取り組むには一番向いているかもしれない。


もう一つ必要だと思われる観点として自分が飽きないために気を付けていること
それは難易度がちょうどよいことだ。


心理学的にも、自分レベルより低すぎても高すぎてもやる気は起こりにくいと言われています。
簡単すぎず、難しすぎずというレベルを見つけるのが良い。

自分に合った難易度であることが重要で、目標設定は社会人になる時にも必須のスキルだ。

 

自分のやっていることの意味づけをすること

自分のやっていることに飽きてしまう人の特徴には、やっていることの意味が分からなくなり辞めてしまうということも挙げられる。

こんな話を聞いたことがあるだろうか。

 

中世ヨーロッパのとある町で、大聖堂の建築が行われていた。
 
そこへ旅人が通りかかり、一人の職人に尋ねる。
 「何をしているのですか?」
 
するとその職人は不機嫌そうに答える。
 「ただレンガを積んでいるだけ。つまらない仕事さ。」
 
別の職人にも尋ねてみる。
 「何をしているのですか?」
 
すると、2人目の職人はこう答える。
 「強い頑丈な壁を作っているのさ。」
 
また、別の職人にも尋ねてみる。
 「何をしているのですか?」
 
すると、3人目の職人はにこやかに胸を張ってこう答える。
 「街中の人が喜ぶ大聖堂をつくっているんだ。
  自分が亡くなってからも、子供や孫達が私の仕事を誇りにしてくれると思う。」
 
同じレンガを積み上げる仕事。
この中で最も良い仕事をしているのは誰だと思いますか?
もし、みんな同じ能力を持っていたとしたら、おそらく3→2→1の順で良い仕事をするだろう。
この話の教訓は同じ仕事でも取り組む姿勢や仕事への捉え方の違いがパフォーマンスや意欲に違いをもたらすと言うことだ。
自分のやっていることを意味づけできる人は、迷うことなく物事に取り組むことができるし、やっていることを見失ったりしないだろう。

 

まとめ

まとめると

具体的な目標と共に生きる・ちょうどいい難易度の仕事をする・意味づけできる

ということが飽きないためには重要だと思う。

この経験から自分は長期的な自分の目標を壁に張り出したりして、
それに対して必要な今週の大きな目標をSMARTに落として考えるようにしている。
やることが多い時には今日やらないといけないタスクを必ず携帯でもメモでもいいから書き出して、確認することで今何をすれば良いか見えるようにすることを習慣にしている。

自分のやっていることを自然とそう気づく仕組みことも飽き性が物事を続けるうえで大切だという学びだったのでそっとシェア。



 

ありのままの自分でいるにはどうすればいいのか考えてみた

 

「社会に出てありのままの自分でいるには」ということについて最近考えていたことを書き綴ってみようと思う。

 

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自分を信じられない人が増えている

東京という日本一人がいる都市に出てきて、日頃の忙しさや人との距離間から本音という本音を話す機会が減ったなーと感じている。

 

都会独特の人間関係のドライさ、
飽きるほどの情報量の多さ、
行き交う人の多さや出会う人の意識の高さなど

ずっと緊張したままの状態で、見栄を張って自分を強くブランディングしたり、
自信のない人ほどなかなか素を出せないのではないだろうか。


そもそもありのままの自分でいることって
家族や親しい友人以外の前ではなかなか勇気がいる。

素を出していると、「出る杭打たれる」の文化の洗礼を受け、
わがままだとか、我慢が足りないとか、なめているとか
本音を出すことが自己中だ、空気読めないと言われることもある。

(この足を引っ張り合う文化はほんとに嫌い)

でも、嫌われたくないからと全く自己主張しなくても人の言いなりになっても
自分を抑え込むばかりで、自分がなくなっていくし、面白くならない。


私もかなりの気遣い屋であるが、自信がないとき特に人に気を遣ってなかなか本音が言えずにいる。
自己主張できない理由をたどってみると、人に嫌われたくない、傷つきたくないという思いが原因だったりする。
人からどう見られているのかに焦点が当たっている状態だ。

つまりは周りのことを気を遣っているというより、周りの人を気にして、大事な自分自身が傷つかないように、自分にばかり目が向いているという事でもある。

 


SNSが普及して人と人が繋がりやすくなった社会では、
逆に孤独感を感じる人が多いんだとか。
多くの人のタイムラインがリア充報告で埋め尽くされていたり、みんな人生の幸せ自慢をしているよう。Twitterもそうだし、instagramはそんなキラキラした世界の典型だと思う。
「いいね」をもらうのを意識したツイートをしようと負けじと取り繕う。
「いいね」されると簡単に自分が認められたような快感を得られるので
SNS地獄に陥る人のなんと多いこと。

だから人のSNS投稿を見ても、自己承認欲求の塊のように感じるし、
常に人に見られている感じがして意識した投稿しかできないことも。
SNSの投稿もいいねを集めるためにかしこまった書き方をしてしまう。
だからより一層自分が自分じゃないような気がしてなんだか嫌になってしまうという悪循環だ。

 

気遣える人と人目を気にする人の違い

根が優しくて孤独が怖い人ほど嫌われることを避けて
自分の思っていることを言えていないんじゃないだろうか。
(けれど万人に好かれるのって無理だし、嫌われたくないってそもそも自分は嫌われていないというおごりが入ってるもの。流行っていた「嫌われる勇気」という本にそのことは詳しく書いてあるから悩んでいる人は読んで見てもいいかもしれない。)

そんな自信のない人に共通しているのが「自己肯定感」ではないだろうか。

日本の教育では自己肯定感が育ちにくいと言われている。
自己肯定感の低い人は人並み以上の基準を満たさなければ、
人からの好意はもらえないように感じたり、できない自分自身を許せなかったりして、
自分から積極的に人に関わることができない。不安が増えて臆病になったりする。

 

また、自分をかわいがってほしいという利己的欲求を満たすために
人との出会いを求めてしまい、

その後の出会いがうまくいかなくなってしまうんだそう。

他人で自分を埋めようとするのでなかなか良い関係を築けなかったり、恋愛がうまくいかないことも。


幼少期に母親からの愛情を充分に受けていなかった人は
自分の中に同一性を内在化できずに、自分の存在には価値がないと感じがちになるそうだ。
でも、実際はそれは思い込み、悪く言えば被害妄想である。
自分が自分を悪く認識してしまっている、解釈の問題でもある。

 

かつてインターンを始めたばかりのときの自分も、
新しい環境でうまくいかないと自信の無さからなかなか自分の意見を言えなかったり、
人に譲ってしまいがちだったり、いつもにこにこして取り繕ってばかりいた。
能力の低い自分の意見なんか通すことはできないとか、嫌われて孤独になってしまうのではないかとか考えて、言いたいことを飲み込んでしまっていた。


そんなときに自分に気づかせてくれたのが
その時お世話になって同じシェアハウスに住んでいた社員さんだった。

インターン先で思うような結果が出ずに寮に帰ってからごちゃごちゃ悩み、
「自分のことが嫌い」だと言っていた自分に
「もっと自分を許してあげなよ」って言葉をくれた。
なんだかほっと気持ちが緩んで、このままでいいんだとなんだか救われた気がした。役に立たないと自分自身に価値がないように感じていたけれど、実際は周りの人は自分のことをちゃんと見てくれていたし、私の存在はいるだけでも意味があるんだと。

頑張っている人はもっと自分自身を認めてあげてもいいのかも。もっと自分を許して、受け入れてあげて。

頑張り屋な日本人には、逃げたり辞めたりできずに鬱になっちゃう人も多いので、もっと自己肯定感を育てるような教育があったらいいなと思う。

自己肯定感を高めるには

そんな自己肯定感が低い人が自己肯定感を高めるには、

「自分自身の認知のゆがみを修正すること」が一番なんだそう。私がその社員さんに言われた一言で自分自身の認識が変わったみたいなことだ。

勘違いである認知の歪みが修正されると、自分や相手のプラスを見つけることができる。
そして相手にも良いイメージを持つことができるので、良いイメージを相手に送れる。良いイメージは相手に伝わるので、相手から良いイメージが返ってきやすくなり、それが良い暗示になる。結果として自己肯定感が更に高まるんだそう。


そして、あとは主体性を持って行動を起こすことが大切。
自信なんか出ないという人には、毎日小さな目標を決めてそれをこなすようにしていくと、
自分との約束である目標をこなしていくことで、自分への信頼感が蓄積していき、
少しずつ自信を取り戻していく。簡単なのは体力をつけることや身だしなみを整えること。

手っ取り早く成果を実感できる。
最近自分に自信がないなーという人は毎日何かひとつ目標を決めて達成するために行動するといい。


あと、もう一つ自己肯定感を高めるためにとても重要なことがある。
それは「根拠のない否定をされたら、必ず1回正しい自己肯定を行う事」だ。
身近な人から自分の人格や存在を否定されることがあっても、それを全て受け入れ自己評価を下げていくことは心の健康によくない。
自分に自信がなくても、誰一人として自分自身に価値がないことなんてないので、
それはおかしいと言って全然いい。

価値観は人によって違って当たり前。自分の価値観にあてはめ、相手を変えようとするから苦しくなり、バトルになったりする。
自分を幸せにできるのは究極的には自分だけなので、
自分自身だけは自分で守って抱きしめて認めてあげて欲しい。
ありのままの自分を認めていければどんなところでも自分らしく力を発揮できる。本当に強い人はどんな時も自分を信じられる人だ。

 

ありのままを大切したくなる言葉

 

「特別なことをするときには、ありのままの自分でいられることが大切です」

これは自分の所属していたバスケットボール部時代のスタート前に
チーム全員で円陣組んで掛け声をかけていたときの好きなフレーズの一つ。
自分の力を発揮するには、素の自分でリラックスしていられることが大事。
ここにきて当時言われていたその言葉の意味が本当に分かった気がした。

 

「自分の大切にしたいものを大切にする」

テクノロジーの発達でSNSなどで色々な人の幸せが瞬時に可視化されるようになって、現代人はまだそれに対応できていない。人の人生と比べて、羨ましがったり、無い物ねだりをしたりしてしまう。
だけど人生は競争ではない。人によって幸せは違うし、自分の大切にしたいものは誰しも同じでないし、優先順位も違う。それが価値観や人の幸せが違うということなのではないだろうか。

私自身はそれに気づいてから、人は人、自分は自分と割り切り、人に期待することも、今ある以上に求めなくなってきてからSNSの人の人生に一喜一憂することが減った。

 

「あなたは、あなたで大丈夫。」

自分の好きな曲でロックバンドおかんの曲にこんな一節がある。

 

誰かと比べたり比べられたり
僕にはできないことが多すぎて...

自分を否定することが一番辛かった。

無理に背伸びをして、救い笑いをして
いつか本当の自分さえ忘れてしまってた。

抱きしめてあげよう。ありのままの、あなたを。

抱きしめてもらって、不安な気持ちを。
自分を信じていくことはとてもとても勇気がいるけれど。
必要としてくれる人がいた時、生まれてきた意味を知った。
あなたはあなたで大丈夫。(おかん/あなたは、あなたで大丈夫)

 

とてもシンプルなメッセージだけど、すごく心が救われた。

自分を信じられなくなった人にはぜひ聞いてほしい一曲だ。

youtu.be


自分は自分。自分の幸せは何なのか。自分の大切にしたいことを大切にする。
これがきっとありのままでいられるコツなのかもしれない。
当たり前のようで、忘れかけていたことを思い出せた気がする。

 


誰もがかけがえのない存在であり、自分らしくいられることってやっぱり大事なことなんだなって気づいた今日この頃だった。